痔の手術体験記9 自作座浴器

以前にお話ししました通り、入院中は創部を清潔に保つ為、1日に10回以上の座浴を行っていました。(入院中は何とトータル約90回の座浴を行っていました。)

この座浴、排便後の痛みの緩和にも非常に効果的で必要不可欠な物だったのですが、退院後できなくなると思うと非常に不安でした。退院するとは言え、まだ創部はジンジン痛いし(特に排便後)、浸出液もかなり出ます。一応、自宅でもタライ等にお湯いれて手でパシャパシャと座浴を行う様に、と指導はされていますがやはりあのバブラーのブクブクは捨てがたい物があります。

何とか自宅でも出来ない物かとネットを見ていると、やっぱり同じ事を考える人はいるんですね~。自作した人が何人かいました。という事で私もそれを参考に自分で座浴器をつくる事にして、入院中に必要な部材をamazonで注文しておきました。退院後、家についたら早速制作にかかります。

・エアーポンプ
まず空気の泡を発生させるエアーポンプですが、手頃な水槽用の物を使う事にしました。
ただし余り小さいものですとエアー量が不足すると思い、大きめのものを探しました。
購入したのは水作株式会社のエアポンプ「水心 SSPP-2S」です。
エア排出量は最大3500cc/分で、音も静かです。
完治したら金魚でも飼おうかな。

・エアーチューブ
内径4mm、外径6mmのエアチューブです。

・洗面器
最初に購入した物は小さくてお尻が入らず、家にあったタライは大き過ぎたので、結局買い直しました。アイリスオーヤマの32.5cmのもの(BO-330AG)が私のお尻にはピッタリでした。

さて、以上の部材で作成を開始しましたがエアチューブを洗面器の底に固定しないと浮いてきてしまいます。ちょうどケーブルなどを壁などに固定する為のフックがあったので、これを利用しました。

これで一応完成です。

風呂場の椅子の上に乗せてお湯をいれてスイッチON。
さすがに泡の量は病院で使用していた物には及びませんが、充分使えるレベルです。
4,000円弱の出費で自宅でも快適な座浴生活が送れる様になりました。これは本当に作って良かったと思います。

改良
病院でもそうでしたが、1日に何回も座浴をしていると座浴器の縁があたるお尻の肉がだんだん痛くなってきます。特に洗面器の場合、縁が細いのでなおさらです。
という事で何かクッションみたいな物がないかと思い100円ショップで探したところ、写真の様なウレタンフォームを見つけました。(小さな子供が怪我をしない様に壁や机の角に貼ったりするやつですね)

最初はL字型のものを両面テープで縁に固定していたのですが、濡れるのですぐ剥がれて来てしまいます。結局、筒状の物を両側にはめて使う事に落ち着きました。これで更に快適になりました。

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コメント

  1. JungChang より:

    こんにちは。ミックさんと同じ病院に入院中のJungChangと申します。退院後のケアをどのようにしようかと検討中に貴殿のブログへ辿り着きました。
    失礼ですが先輩としての体験、興味深く拝見致しました。素晴らしい座浴器、参考にさせて頂き私も実践してみます。
    一言お礼を申し上げたく、ありがとうございます。

    • mick より:

      ご参考になったのであれば幸いです。
      早いご回復をお祈りしております。